タカミヤ安全衛生協力会
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2026.07.01

タカミヤ安全衛生協力会Webマガジン7月号を公開しました。

タカミヤ安全衛生協力会向け月次配信
【2026.7月 安全通信】「灼熱の夏を乗り切れ!
鳶の夏は〈水分+塩分+段取り〉が重要」
(発行:タカミヤ安全管理部)

水を飲むだけでは、夏は守れない。

今月もご購読いただきありがとうございます。

今年の夏も、すでに厳しい暑さが続いています。
現場の仕事は、動く量が多く、汗をかきやすいのが特徴です。
そのため、熱中症は「気合い」や「我慢」だけでは防げません。

大切なのは、現場で使える対策を、正しく、早めに行うことです。
今月は、皆さまに役立つ 「バテない」ための3つの技術 をご紹介します。

🔷熱中症とは?

高温多湿の環境で、身体の水分や塩分のバランスが失われ、血流も悪くなって、脳や筋肉に影響が出ます。
また、体温調整がうまくいかなくなって起こります。

めまい、こむら返り、意識障害など、軽いように見えても重症化することがあります。
場合によっては命にかかわります。

「気合」では防げません。科学的な管理が必要です。
気温・湿度・輻射熱・服装(衣類)・運動量・風が複雑に絡み合って熱中症を発症します。

🔷熱中症にかかりやすい人

🔷暑熱順化とは?

暑熱順化とは、体が暑さに少しずつ慣れていくことです。
暑さに慣れると、汗をかきやすくなり、体温を下げやすくなるため、熱中症の予防に役立ちます。

暑熱順化の有効な対策方法はこちらから

暑熱順化のチェック方法はこちら

🔷熱中症:鳶の「バテない」技術

1.科学的補給術

熱中症対策でまず大切なのは、補給の考え方です。
汗をかくと、体から失われるのは水分だけではありません。塩分(ナトリウム) も一緒に失われます。

水だけを飲んでいると、一時的には楽になっても、体の回復が追いつかないことがあります。
だからこそ、水分・塩分・エネルギーをセットで補給すること が重要です。

〈1〉補給の考え方

項目 ポイント 現場での工夫
水分 こまめに飲む のどが渇く前に少しずつ
塩分 汗で失われやすい 塩飴、塩タブレット、味噌汁など
エネルギー 食べないとバテやすい 朝食・昼食を抜かない

〈2〉補給タイミング

タイミング おすすめの行動(アクション)
出勤前 朝食と一緒に水分を摂る
朝礼前後 一口でも飲む
休憩時 水分・塩分を補給する
昼食時 食事と一緒に補給する
作業後 失った分を戻す意識を持つ
飲み方のコツ
喉が渇く前に飲む
食事と一緒に水分・塩分を取る
汗を多くかいた日は、塩分も意識する
水だけでなく、必要に応じてスポーツドリンクや塩分補給食品を活用する
2.現場メシ

暑い時期は、食欲が落ちやすくなります。
しかし、食べないことはバテやすさにつながる ため、少しでも補給することが重要です。

〈1〉現場メシのおすすめ組み合わせ

組み合わせ ポイント
おにぎり+味噌汁 手軽で塩分補給にもなる
弁当+スープ エネルギーと水分を両方取れる一口でも飲む
麺類+おかず 炭水化物だけに偏らない
パン+ゆで卵 たんぱく質を足せる

〈2〉コンビニでの選び方

目的 選び方
体力を落としたくない 主食を入れる
朝礼前後 塩分のあるものを足す
昼食時 ゼリー飲料だけで終わらせない
作業後 おにぎり、スープ、飲める補給を選ぶ

〈3〉食べれない日の対策

状況 対策
食欲がない ゼリー飲料、スープ、おにぎり1個
時間がない 塩飴+飲料+軽食
胃が重い 冷たい飲み物と少量の食事
朝が弱い 前夜の食事を少し整える
3.ファン付き作業服

ファン付き作業服は、夏の現場で有効な装備です。
ただし、着るだけで終わらせず、使い方を工夫すること が大切です。

〈1〉効果を出すポイント

ポイント 内容
早めに使う 暑くなってからでは遅い
風を通す 服の中に熱と汗をためない
インナー選び 速乾性のあるものが相性ヨシ
点検 バッテリーの充電、ファン、汚れを確認

〈2〉ありがちな失敗

失敗例 問題点
暑くなってから初めて使う 体がすでに消耗している
汗でびっしょりのまま使う 風がうまく働かない
バッテリー切れに気づかない 必要なときに使えない
手入れ不足 風量低下や故障につながる

〈3〉インナーの選び方

素材・特徴 向いている理由
速乾性のある素材 汗をためにくい
吸水性のある素材 ベタつきを抑えやすい
薄手で動きやすいもの 風が回りやすい
朝が弱い 汗をため込みやすい場合がある
4.まとめ
ポイント 意識したいこと
暑熱順化できる体をつくる(暑さに慣れる) 汗をかく習慣をつける(歩く、走る、自転車、適度な運動、入浴、サウナなど)
水分だけでなく補給 水分と同時に塩分も摂る
我慢ではなく早めの対策 喉が渇く前に飲む(一度に大量摂取はNG)、しんどくなる前に伝える
装備だけでなく使い方 ファン付き作業着は正しく使う(バッテリー切れ注意!)

マンガで見る「タカミヤ熱中症事例」はこちらから

熱中症事例集(実際にタカミヤで発生した事例)

 

◐◌◑ きみからのエピローグ ◐◌◑

今月も最後までご愛読いただきましてありがとうございます。

熱中症は1年の中で7月に発生者が多いです。
その理由として、梅雨明けの蒸し暑く、急に暑くなる7月は体が暑さに慣れておらず、上手に汗をかくことが出来ません。
また、熱を放散させるエネルギーの大きさを示す、放射熱が低くなるため、体温をうまく調整できないからです。

現場では、暑さの中でも動き続ける場面が多く、体への負担も大きくなります。
だからこそ、水分・塩分・食事・装備をうまく組み合わせて、体力を落とさない工夫が欠かせません。

ひとつひとつは小さな対策でも、積み重ねることで大きな差になります。
この夏も、無理をせず、しっかり備えて、元気に乗り切っていきましょう。

「体調が悪い」と言える、言わせる現場作りを!

今月も無事故・無災害でご安全に!

 

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タカミヤ安全管理部では「熱中症予防教育」の講習も受け付けております。
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