春の強風に備える!足場と命を守る再点検
いつもご購読いただきありがとうございます。
さて、3月は工期の締め切りが重なり、現場全体が慌ただしくなる時期です。
また、春一番や低気圧の影響で突風・強風が多発する時期でもあります。
高所作業を主とする皆様にとって、風は重大災害に直結します。
現場の最前線を支えていただいておりますが、年度末で慌ただしい時期だからこそ、「心のブレーキ」が必要です。
今一度、基本の見直しと徹底をお願い致します。

| 項目 |
リスク/措置(対策) |
ポイント/注意喚起 |
🌀春の強風災害を防ぐ
(3月は春一番・低気圧による突風が多い時期) |
➤作業確認事項
□足場の壁つなぎ・控えの緩み
□メッシュシートのたるみ・未固定
□足場板の番線固定
□資材の飛来・落下防止措置
□風速基準の再確認
□休憩、帰宅時の整理整頓 |
👉 「これくらい大丈夫だろう」「まだいける」は禁物です
👉 迷ったら止める勇気を持ってください
👉作業中止基準:10分間の平均風速が10m/秒以上 |
👷墜落・転落災害をゼロに
(年度末は工期に追われ、事故が増えやすい時期) |
➤フルハーネス使用の徹底
□使用前点検実施
□フックの掛け替え時も100%使用
□親綱の緊結確認
➤解体・組立時こそ要注意
□先行手すりの徹底
□無理な体勢での作業禁止
□「慣れ」による省略をしない |
💡「慣れ」「急ぎ」「油断」がキーワード
👉「いつも通り」が一番危ない
👉 ベテランほど基本に忠実に! |
| 🚷 “省略”ゼロ運動 |
□KY活動の形骸化防止
□指差呼称の実施
□声掛けの徹底
□単独判断の禁止 |
👉「これくらい大丈夫」が災害事故を呼びます |
| 🔨足場点検強化 |
□作業前点検の再確認
□クランプの締付け確認
□足場板のズレ・破損確認
□開口部養生 |
👉異常発見時は報告、補修を! |
🌸花粉症と三寒四温による
「ヒートショック・体調不良」 |
□くしゃみ → バランス崩れ
□目のかゆみ
□眠気(抗ヒスタミン薬)
□集中力低下
□体が冷えた状態での作業開始は怪我の元
(朝のラジオ体操・ストレッチの重要性)
□時期的に体が動かしにくいという自覚 |
👉寒暖差が激しいため、
血圧の変動や筋肉の硬直が起こりやすくなります |
春一番の注意点とは?対策も解説

冬の寒さがゆるみ、暖かくなる嬉しさもありますが、春一番は注意が必要な点もあります。
春に注意したいポイント(いずれも頭文字がKとなる「春の4K」)と対策について解説します。

・強風
冬と春の空気がせめぎ合う、これから5月初旬ごろにかけては低気圧が日本付近で急速に発達しながら通過するケースがあります。天気図を見て、等圧線の間隔が狭いほど強い風が吹きやすくなり、春は強風に注意が必要なシーズンです。強風が予想される場合は足場の控えや固定、落下物への対策を取りましょう。
・気温差
低気圧が通過するタイミングでは、気温変化も大きくなります。低気圧の通過前には南風が吹き、気温は上昇するものの、次の日には前線が通過し、上空には寒気が入りやすくなります。服装選びにもご注意ください。
・花粉
東・西日本ではすでに飛散が始まっているスギ花粉ですが、飛散のピークは3月上旬頃と予想されます。雨上がりの翌日は特に飛散しやすい条件がそろうため花粉症の方は注意が必要です。マスクやメガネで花粉をガードし、作業に支障がない対策をしましょう。
・乾燥
春にかけて晴れる日を中心に空気が乾燥しやすくなります。特に熱めのお湯を使って手や顔を洗うと、皮脂がとれてしまい、乾燥しやすくなります。35℃ぐらいのぬるま湯に設定し、乾燥が気になる場合はこまめにクリームを塗って、肌ケアを意識して行いましょう。
また、火災も多くなるため火の元に燃えやすい物を置かないようにするなど対策をしてください。現場終了後の帰宅時のタバコの始末などにも注意してください。
👀【実施要領】令和7年度 建設業年度末労働災害防止強調月間
👀マンガで学ぶ「労働安全衛生」👆🐶
あん犬くんが現場での注意喚起を教えてくれますよ!(中央労働災害防止協会より引用)
◐◌◑ まとめ ◐◌◑
年度末の慌ただしい時期ではありますが、どんなに忙しくても「安全より優先されるものはない」という原点を忘れず、
一つひとつの作業を確実にお願い致します。
事故は一瞬、後悔は一生です。
年度末を「無事故・無災害」で締めくくることが次年度への信頼と誇りにつながります。
引続き、ご協力いただきますようお願い申し上げます。
| Takamiya10則/災害事故を防ぐ10箇条 | Tobee | 各種マニュアル |
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