タカミヤ安全衛生協力会
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2025.11.14

コラム:秋冬編/火災・防火管理について

火災・防火管理について(乾燥シーズン到来)

秋冬は湿度が下がり、空気が非常に乾燥し、小さな火種が大火災につながるリスクも高まります。
火災は日々の作業の中に火元となるきっかけが潜んでいます。ひとたび火災が起これば、自社だけでなく元請様や関連会社、現場全体、強いては近隣に影響が及び、信用・工期・安全に大きな損失をもたらします。
「自分の手元から火が出るかもしれない」──その意識を持つことが、火災防止の第一歩です。
一人一人の気配りが、重大な事故を防ぐ力になります。 現場の安全について改めて確認していきましょう。
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▶ 現場での火災原因(実例ベース) s
建設現場で火災が発生する原因には、作業の内容や使用する設備、そして人のちょっとした行動が関係していることが少なくありません。 現場では、以下のようなケースが比較的多く発生しています。 s
順位 火災原因 備考・注意点
1位 溶接・溶断器具の使用 火花の飛散による可燃物への着火。断熱材・木くず・養生材などが火元に
2位 放火・放火の疑い 夜間の資材置き場や仮設事務所などが狙われるケース
3位 屋内電気配線の不備 仮設電源の過負荷・老朽化した延長コード・たこ足配線など
4位 裸火(ライター・マッチ・ローソクなど) 灯火の消し忘れ、風による倒れ込みなど
5位 タバコの不始末 吸殻のポイ捨て・灰皿からの火種落下・可燃物との接触
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▶ 現場で火災が起きたときの対処方法とは… s
現場での火災は、誰かが起こすものではなく、自分のちょっとした行動が引き金になる可能性があるものです。 特に、タバコの火種の不始末、可燃物の置きっぱなし、充電中の電動工具用バッテリーやモバイルバッテリーの管理不足など、日常の何気ない油断が火災に繋がることもあります。 万が一、火災が発生した場合の対処方法を3つに整理しました。
➀初期対応→火元確認と初期消火
➁避難誘導→人命最優先
➂通報・報告→社内・外部への連携
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▶ 加害者にならないための具体的な注意ポイント s
現場の火災は紙一重。その火種はあなたのすぐそばににあるかもしれません。その一例をご紹介します。 s
危険行動 注意すべきこと
タバコの後始末 灰皿は耐火性・蓋付きのものを使用。吸殻は完全に消化してから処理。ポイ捨て厳禁
可燃物の放置 養生材・木くず・スプレー缶などは作業後に必ず整理・隔離保管
電動工具用やモバイルバッテリー 高温・直射日光・衝撃を避ける。使用後は電源を切る。コンセントとプラグの間の誇りの確認
電源コードの取り回し たこ足配線・断線コードは使用禁止。仮設電源は防水・遮蔽・定期点検を徹底

◐◌◑ まとめ ◐◌◑

現場の火災・防火管理は、「火を出さない」「燃え広げない」「すぐ対応する」の3つを軸に、現場の実態に即したルールと習慣づくりが欠かせません。「火元責任者の役割一覧」や「火気管理チェックリスト」、消火器の設置場所などを確認し、いざという時に備えてイメージ訓練をしておくことが大切です。 こうした日々の地道な取り組みこそが、万が一の事態を未然に防ぐ力になります。

【東京消防庁|工事中の防火管理】※参考サイト

🔗https://www.tfd.metro.tokyo.lg.jp/lfe/office_adv/koujikanri/kanri01.html/

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